1. |
終わりのアオ (Owari no Ao)
06:09
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夢のなか ノックして
おやすみ 水底で
静かな ビロードの たゆたい
寄せては 返してく
夜の帳はおりて
ゆらゆら 儚い 泡は溶けて
甘い波 溺れて さまよって 揺れる月 とどいて 消え去って
揺らいで とどいて
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2. |
記憶のあかり (Kioku no Akari)
05:24
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長い時間 浸かりすぎてたみたい
苦い水の中で
傷ついた細胞のひとつずつに
馴染んだ その味は
じっとりとはりついて
何もわからなくさせていった
もう痛みは失ったけど ねえ これで本当にいいんだろうか
なぜここに来て ゆるい毒を浴びて 笑えるの うまく辿って 深いあの日の あおく染まった想い
まとわりついた水滴を払って 振り返った バラバラで愛しい 足跡を 静かになぞって
息を 正しく整えた
ほら今 遠い希望を大きく空に描いて そう進んでいく 強く体をすりあわせていく
苦い水からやっと抜け出して歩いていく 確かな未来をこの足で紡いでいく
何も怖くなかった
何も痛くなかった
何も遅くなかった たどるよ
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3. |
スロウスワロウ (Slow Swallow)
04:20
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なにもない 道の途中で 「ああ いつから歩いてたんだっけ」 それすら思い出せなくなって どこにいるのか分からなくなる
まるで宙に浮いているみたいに 急に居心地がわるくなって ぼやっと消えそうに 遠くから小さく見えた
踏んだ土は やわくって 誰にも優しくできなくなった
ここにあることを確かめるには まだ少し勇気がいるけど どんなに探したって まぎれもなく ここに立っていて
目の前の月が かげったり満ちたりするのを 目をふせないで 見届けていきたい
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